「漢文」、得意ですか?
現代文は得意という人はそれなりにいる気がします。古文はどうでしょう? なんとなく意味が取れるので、得意ではなくても点数は取れるという人がいそうです。でも、漢文となると…。
大学受験でも、漢文は出題しない大学が増えているようで、漢文の読解には努力を割きたくない、なんて人もいるかもしれません。
でも、この本を読むと、「漢文」に対してそんなに苦手意識を持たなくても良いのかも、と思えてきます。
たとえば「半信半疑」(はんしんはんぎ)。
四文字熟語としておなじみの言葉ですが、これだって実は漢文。送り仮名を付けると「半バ信ジ半バ疑フ」(半ば信じ半ば疑う)という日本語に変わります。
「我田引水」(がでんいんすい)だってそう。
送り仮名と、「引」に「レ点」を付けると「我ガ田ニ水ヲ引ク」(我が田に水を引く)という日本語に。
こうして、見知った四文字熟語を例にして漢文を説明されると、なんだか親しみが出てきませんか?
(司書 中島)