この本は、単に東京の有名スポットを紹介するものではありません。この写真集を発行するためにおそらく作者は東京中を歩き回ったに違いありません。
108~111ページにある「トレインビュースポット」では、同時にたくさんの電車を見ることができるスポットの紹介があります。
ここでは北とぴあと聖橋が紹介されていますが、「撮り鉄」の皆さんの間ではよく知られたスポットかもしれませんね。
68ページにある「渋谷スクランブル交差点」は、言わずと知れた観光名所になっていますね。これは2003年に公開されたハリウッド映画の象徴的なシーンで使われてから外国人がこぞって訪れるようになり、有名になったそうです。
2020年のオリンピックに向けて、大きく東京の観光は変化しました。しかし、延期となったうえに無観客という条件での開催となり、東京という街を多くの人に知ってもらう機会を失いました。そこで、「これからは私たちが歩いて見て楽しみ、東京という街を盛り上げていくべきではないか」と著者は言っています。
ぜひ、皆さんもこの写真集を参考にして、人に伝えられる「自分だけの東京」を発見してみて下さい。
皆さんの住んでいる街にも、そういうものがあるかもしれません。
(スタッフ 鎌田)