例えば、本の前半には蚊についてのQ and Aが載っているのですが、「なぜ刺すの? なぜ血を吸うの?」という質問に対して、「子どものためだから。(中略)簡単につぶせないよね。」と答えています。でも、多くの人たちにとって、共感できるものではないでしょう。 また、本の後半は、国内で遭遇する可能性がある蚊34種類が図版付きで紹介されているのですが、その紹介文が、「家畜を愛するカントリー派」「上品なセレブ蚊」「待ち伏せタイプの都会っ子」のようなアオリ文がついていて、「これはファッション誌か?」とツッコミを入れたくなります。