3月1日（土）、すみだリバーサイドホールで行わた、コープみらい主催「平和の大切さを次世代に継承し、知り、学び、伝える」ピースアクションに、駒込高校さんと共同で展示参加しました。

昨年9月に図書館で開催した、マリヤ・モンダレンコさん（ウクライナから避難している方）の講演会に合わせて生徒が調べたウクライナの歴史や文化について出展し、多くの方にご覧いただきました。

ウクライナの市井の人を思い、これからも「平和」について考え、実践していきます。

蓼食う虫も好き好き

夏の夜、電気を消した部屋で、枕元に忍び寄る、あの甲高い羽音…。
「蚊が大好き！」という人は、ほとんど皆無でしょう。
しかし、この本を書いた３人の科学者…、いえ蚊学者たちは違います。
彼女たちは、それはそれは愛情たっぷりに蚊について書いています。

例えば、本の前半には蚊についてのQ and Aが載っているのですが、「なぜ刺すの？　なぜ血を吸うの？」という質問に対して、「子どものためだから。（中略）簡単につぶせないよね。」と答えています。でも、多くの人たちにとって、共感できるものではないでしょう。
また、本の後半は、国内で遭遇する可能性がある蚊３４種類が図版付きで紹介されているのですが、その紹介文が、「家畜を愛するカントリー派」「上品なセレブ蚊」「待ち伏せタイプの都会っ子」のようなアオリ文がついていて、「これはファッション誌か？」とツッコミを入れたくなります。

共感はなかなかできませんが、読めば蚊の生態に詳しくなれることは間違いなし。
真夏の夜の安眠のためにも一読してみてはいかがでしょう？

（司書　中島）